60代、おひとりさまのひとり言

日々思ったこと綴ってます

今年の本屋大賞 汝、星のごとく 凪良ゆう

おはようございます
今朝はグッと風が寒いです
まだまだコタツが離せません


今年の本屋大賞 またまた凪良ゆうさんです😊

凪良ゆうさんの本 私も大好きです
文章が繊細でピュアなんですよね


瀬戸内で暮らす暁海と
瀬戸内に越してきた櫂の
高校生から 櫂が亡くなるまでの話です


暁海の父は不倫をしてて
その不倫相手の瞳子から 暁海は生きていくすべを教えてもらいます


櫂は男にだらしない母と二人暮らし


暁海と櫂はお互いの境遇を話すうちにひかれあい
男と女になっていくのですが
櫂は漫画家の夢があり
暁海は瞳子に教えてもらった刺繡作家の夢があります


高校卒業とともに
櫂は漫画家のチャンスをつかみ東京に出ていきます
暁海は母を残して出ていくことが出来ず瀬戸内に残ります


その後 櫂は東京で漫画家として成功し
暁海は母との生活のために地元で働きながら 刺繡を勉強していきます


お互いにすれ違うことが多くなり
お互いのことを変わりなく思っているのだけど
少しづつ言葉のずれ 心のずれが出てきます


櫂は漫画家として売れに売れて
お金も女も派手になっていきます
暁海は切り詰めて切り詰めて生活しています


お互いのことを一番に思っているんだけど
お互いのことが忙しすぎて
年に数回会うだけしかできず
そんな時 暁海が別れを切り出します
勿論本心ではないのですが


その後 櫂も一緒に漫画を組んでた尚人が
未成年の男の子と交際していたことで捕まってしまい
一線から堕落してしまいます


その頃 暁海の母が交通事故を起こしてしまい
悩みに悩んだ暁海は 東京にいる櫂にお金を借りに行くんです


暁海がお金を借りに行った時も
櫂は女と一緒にいました


暁海は櫂から借りた300万円を
毎月26日に35000円ずつ返済していくのです


この毎月支払う35000円が
暁海と櫂を結ぶ唯一のものとなるのです


櫂は仕事も無くなり酒浸りの日々が続き 
ついに胃癌になってしまいます


二度目の入院の時 瀬戸内にいる櫂の母に入院保証人の書類が届くのです
櫂の母はその書類を暁海に託すのです


その頃暁海は高校の時の 北原先生と互助会結婚をしてるのです
体の関係はなく
お互いにお互いを助け合う という互助会結婚です
北原先生も勿論 高校生の時からの暁海と櫂の関係は知っています


北原先生も生徒とそういう関係になり
女の子が一人います
この北原先生がこの小説のキーパーソン的な人物です


北原先生に全てのことを話して
暁海は櫂の入院している病院に行きます
何年振りかで会う櫂はあまりにも変わりすぎてて
もう余命は数か月です


暁海は 残りの櫂の人生と一緒に 東京で暮らすことに決めるのです
自分たちの身の丈に合ったちいさなアパートで


この頃には暁海は刺繡作家として十分に
生活できるだけの技術を身に付けていました
でも櫂のがんは転移がすすみ弱っていきます


櫂の最後のお願い
それは瀬戸内の花火を暁海と一緒に観たい、、でした


暁海は櫂の最後の願いを叶えてあげたくて
北原先生に相談します
あとは全て北原先生が段取りをしてくれます


そして花火大会の夜
櫂と暁海は肩を寄せ合い 手を握りしめながら花火を一緒に見ます
最初の花火が上がった時
暁海が握っていた櫂の手から 握り返されえることはありませんでした


(´;ω;`)ウッ…



私の好きな凪良ゆうさんの作品

感動は本だけで十分なので
映画化されないことを願ってます