60代、おひとりさまのひとり言

日々思ったこと綴ってます

東野圭吾 『クスノキの番人』

連日湿気との戦いで
連日の夕立と雷⚡


そんなこんなで今年も半分終わり
今日から7月ですよ
早いなあ~としか言いようがありません



久々に東野圭吾さん
なかなか面白かったです
こんな話が本当にあったら私も経験したいです

自分の想いを伝えたい人は新月の夜に
クスノキに預念し


その想いを受念する人は満月の日にクスノキから
その念を受ける


預ける方は遺言だっだり自分の想いなんですが
書き留めるわけではなくて
クスノキに自分の『念』を預けてくる


受け取る側は三等親までで
クスノキに入ってその『念』を感じてくる


そのクスノキを管理しているのが
小舟さんという女帝なんですが


小舟さんの腹違いの妹が
不倫の末に産んだ男の子 玲斗 が主人公です


玲斗が罪を犯しその代償の代わりに
小舟さんからクスノキの番人を命ぜられます


クスノキには誰でも入れるわけではなくて
小舟さんを通さないと祈念出来ません


玲斗も最初は乗り気ではありませんでしたが
だんだんそのクスノキの色んな不思議に興味がわいてきて
そこに訪れる人々や
その人々の関係性
それぞれが訪れる時期など
だんだんクスノキの不思議がわかってきます


玲斗と同じ境遇の大場壮貴との出会い
壮貴もまた御曹司でありながら
父親と家政婦との不倫の子です
父が突然亡くなってから
これからの自分に悩んでいた時に
父が生前クスノキに預念していたことを知るのです


また佐治と優美親子です
佐治さんには兄がいたのですが
進む道が違いすぎてずっと疎遠になっており
優実はその父の兄の事は
その兄が亡くなってから知るのです
佐治さんは兄と疎遠だったことを後悔していて
兄自身をクスノキから感じ取りたいと願うのです
お兄さんはクスノキに預念していませんが
佐治さんはクスノキから 兄が作曲したピアノ曲を感じ取るのです
そしてその曲をいろんな人の手を借りて
完成するのです


小舟さんも玲斗を最初は信用してはいませんでしたが
玲斗が以外にも自分でクスノキの不思議を解読し
成長していったのです
いろんな人と関わりながら番人として、、



なんとも不思議な話なんですが
小説だけでなくホントにあったら私も体験してみたいです


祈禱師とか いたこさんとか
以外に私好きなんです


亡くなった人の想い聞いてみたいと思いませんか


そして自分の想いも伝えたいと思いませんか



そんな風に思った物語でした😊


明日は晴れるかなぁ